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Chinese Tea & Teawear Shop

厳選した茶葉、茶器をご紹介いたします

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What is Rock Tea?

岩茶とはなにか?

福建省北部に位置する武夷山脈。文化・自然のふたつの世界遺産に指定される地形は、約8000万年前に火山の噴火によってできたとされ、『九曲渓流、三十六峰、九十九岩』が中国でも特異な景勝地として名高い。その岩地に育まれるのが、中国を代表する高級茶「岩茶」である。一年を通じて温暖で、岩清水により適度な保湿が保たれ、切り立った岩や森林によって直射日光が遮られる土地は茶葉の成長にはうってつけで、しかもカリウム・マンガンなどの鉱物を豊かに含む土壌は茶葉に独特の味わいと甘さ、岩韻を形成する。
一華が出逢い感銘を受けた岩茶は、表記するまでもなく無農薬で化学的な肥料も一切加えない。それは、その地に住まう確かな生産者さんのあたりまえの暮らしだから、あえて主張することもない。守り抜かれた豊かな自然が、岩茶の味と香りにに生きている。

Rock Tea Meister

ふたりの茶王が作る圧倒的な岩茶

大家とは思えぬ気さくさで、一華が2008年に初めて訪れた武夷山で、懇切丁寧に岩茶の講義をしてくださった王順明老師。言わずと知れた国家級の中国を代表する茶師。中国の茶業界においては初の人間国宝となっても、変わらぬ人柄で、ただただ多くの人に愛される岩茶を追究し続ける。その味わいは、まさに岩茶の王道。ボディの深さ、甘さ、鉱物の骨気、清々しさといった特長が神の手のような技術で素晴らしいバランスに仕上げられる。そして余韻の長さも。

 

一方、若手のホープとして新たな岩茶の世界をつくる王建平氏の農園を最初に訪れたのは2015年。そこで味わった数々の茶葉の香り高さは衝撃だった。こんなにも繊細に香りを表現する茶師がいる。代々家に伝わる伝統の製法を守りつつ、岩茶の骨太の良さを守りながらも、茶種の特長を見事に際立たせる香気。

時代が茶に求めるものを見事に掴んでいる。

北京の故宮(紫禁城)で茶会を開き、大陸の都市部で新しい岩茶ビジネスを拡げる王建平氏に尋ねた。「いちばん、やりたいことは何?」と。答えは、「本当はずっと畑にいて茶をつくっていたいんだ」。

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王順明

中国の人間国宝であり、《大紅袍制作技術伝承人》として国家級の茶師として広く知られる。

1974年より茶業に従事し、以来岩茶の制作、栽培、品評、人材教育全般に携わる。岩茶の銘茶であり約四百年の歴史をもつ〈大紅袍〉の母樹の管理をはじめ、武夷岩茶の制作管理を統制する岩茶界の最高峰。琪明茶葉研究所を創設し、武夷山市茶葉学会理事長などの多くの役職を歴任し人望も厚い。

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王建平

岩茶業の家系に生まれ、厦門大学で金融を学んだのち岩茶制作の道へ。伝統の技術でしか実現できない岩茶の奥深い味わいを大切にしつつ、繊細で華やかな香りを重視した茶づくりが真骨頂。北京文化協会副会長も務め、大都市での新たな岩茶ビジネスを展開する。現在数件しか手がけない伝統の正山小種紅茶の制作も継承する稀有な制作者である。

武夷水仙茶を淹れてみる

◉茶葉 茶葉約5g(大さじ2杯程度)
◉蓋碗(容量約90cc) 
 *同様の容量の耐熱グラスなどで代用可。小皿等を蓋として利用する。
◉茶杯*酒器の杯などで代用可。
◉茶海(蓋碗で淹れた茶をいったんすべて移し、茶杯に均等に注ぎ分けるための道具)*片口などで代用可

1. 熱湯で茶器すべてを温める。
2.温めた蓋碗に茶葉を入れる。

3.湯が沸騰してグラグラが静まったところで、蓋碗に注す。
4. 蓋碗に蓋をしたら少し隙間を開けて、すぐに茶を茶海に移す。
5.茶海から茶杯に均等に茶を注ぐ。
6.二煎目、三煎目も同様に。四煎目からは蓋碗に蓋をしたら20秒蒸らしてから抽出。五煎、六煎、七煎、煎を追うごとに20秒ずつ長くする。


※生産地では、稀少で手間ひまかけた岩茶を簡単に捨てることはしません。淹れた後の茶葉はやかんや電気ケトルなどに移して煮出すか、水出しにすると美味しくいただけます。
※出しきった茶葉を使って洗顔の前に顔をこすると美肌効果があると言われ、エステ等でも使用されています。ご参考までに

※こちらに説明した淹れ方は一例です。茶葉の性質、状態により淹れ方はデリケートに変わります。

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